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福井県警犯罪位置情報システム
このプロジェクトでは、地域安全・安心マップをベースに開発されたため、低価格でありながらユーザビリティに優れたシステムになりました。
株式会社バーテックスシステムは、江守商事株式会社殿と共同でこのプロジェクトを受注し、2006年10月1日に公開しました。
優れた操作性
このシステムは、「地域安全・安心マップ」の最大の特徴の１つであるGoogle Mapに負けない操作性を有するシステムとなりました。
このシステムでは「地域安全・安心マップ」にKa-mapを組み合わせています。
２．事案にあった表示方法
犯罪などの発生位置をピンポイントで表示するのは、被害者の心情や模倣犯の増長などを促すため、細心の注意が必要です。
福井県警犯罪位置情報システムでは、「地域安全・安心マップ」に用意されている３種類の表現方法を、声掛け事案等には絶対サイズによるアイコン表示、交通事故には相対サイズによるアイコン、８種類の犯罪にはメッシュによる主題図による表示とし、情報公開とプライバシー保護を両立させました。
声掛け事案等(声掛けと公然わいせつ)については、付近住民に十分な情報を提供するため、アイコンをクリックすることでその事案の情報を吹き出しに表示することができます。その他８種類の犯罪(空き巣、忍込み、住居侵入、自転車盗、オートバイ盗、自動車盗、車上ねらい、自動販売機ねらい)については、200mメッシュによる発生件数のレンジ表示で提供されます。交通事故は、透過処理が設定された円で表示され、事故の多い場所は濃い色で表示されます。
３．お知らせ機能で注意喚起
県警から住民へ情報伝達手段として、頻繁に更新できるようにお知らせ機能を搭載しました。お知らせには、詳細な情報の他、添付ファイルや関連するWebページへのリンクも設定することが可能です。
また、公開期間も設定することが可能なので、表示開始日が来たら表示され、終了日が過ぎれば表示されないようにすることも可能です。
お知らせには、防犯情報や情報提供のお願いのほかにも、野生動物への注意喚起など、幅広い情報が提供されています。
４．地域活動情報を提供
警察のみならず、住民自らの手と足で防犯に勤めている地域が数多くあります。
それらの活動を支援し、また広く一般に周知してもらうためにその活動地域をポリゴンなどで描画し、活動内容を知らせる機能を提供しています。
ポリゴンや円などで表示された活動地域をクリックすると、その地域で活動している団体などの情報が画面に表示されます。
また、この描画機能は一般にも公開されており(文字情報を登録することはできません)、この機能と印刷機能を使って、資料に用いることが可能な地図を簡単に作成することができます。
関連項目
地域安全・安心マップシステム概要
【ソフトウェア】
Red Hat Enterprise Linux ES release 4MapServer 4.8.x
PostgreSQL 8.1.x
PostGIS 1.1.x
PHP 4.x
【ハードウェア】
HITACHI HA8000/110 (CPU：XeonDP 3.0GHｚ×2、RAM：2GB、HDD：Ultra320 146GB×3[RAID5])商標・登録商標
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